私が読んだのはマンガ版で、発売2か月で43万部の大ヒットとなっています(^-^)
宮崎駿監督の最新作の題材になるなど、とにかく注目を集めているようです!!
主人公はコぺル君というあだ名の中学生で、生きる意味や世の中について
多感に感じたり悩んだりした事を、叔父さんが導いていくというストーリーです。
感銘を受けた箇所は本当にたくさんあるのですが、叔父さんがコぺル君に伝えた
ことの中で特に印象に残った部分を以下に記載してみます。
文章にすると哲学的で、難しいと感じるかもしれませんが、本書はマンガ仕立ての
構成で楽に読み進められますのでご安心を!!
① ものの見方について
一人一人の人間はみんな、広い世の中の一分子である。みんなが集まって世の中を作っており、みんな世の中の波に動かされて生きている。コペルニクスが移動説を唱えるまで、昔の人はみんな、太陽が星や地球のまわりを回っていると目でみたままに信じていた。これは人間というものが、いつでも自分を中心にものを見たり考えたりするという性質をもっているためである。ところが、コペルニクスは、それではどうしても説明のつかない天文学上の事実に出会い、悩みぬいた末、思い切って、地球の方が太陽のまわりを回っていると考えてみた。そうすると、今まで説明のつかなかったことがきれいな法則で説明されるようになった。このことを人間関係に当てはめてみると、自分を中心としてものを見たり、考えたりしたがる性質は根深く頑固で、自分中心の考え方を抜け切っている人の方が圧倒的に少ない。殊に、損得にかかわることになると、自分を離れて正しく判断してゆくということは非常に難しい。たいがいの人が、手前勝手な考え方に陥り、ものの真相がわからなくなり、自分に都合のよいことだけを見てゆこうとするものだ。天動説から地動説に変わる考え方の転換が重要であり必要だ。
② 真実の経験について
世間には、他人の目に立派に見えるように、見えるようにと振舞っている人が、ずいぶんある。そういう人は、自分がひとの目にどう映るかということを一番気にするようになって、本当の自分、ありのままの自分がどんなものかということを、つい、お留守にしてしまうものだ。自分自身が心から感じたことや、心を動かされたことを、くれぐれも大切にしなくてはいけない。それを忘れないようにして、その意味をよく考えてゆくこと。色々な経験を積みながら、いつでも自分の本心の声を聞こうと努めなさい。
③ 人間の結びつきについて
人間は生きてゆくのに必要なものをつくるために協働している(生産関係)。長い歴史の中で、見ず知らずの他人同士の間にも切っても切れない関係ができ、この関係から抜け出られる者はだれ一人いない。それなのに戦争をはじめ争いが絶えないのは、お互いに好意をつくし、それを喜びとする本当に人間らしい関係が築けていないことが原因だといえる。親が子供のためになにかしても、報酬を欲しがったりしない。こういった関係が従来のあるべき人間関係の姿である。
『僕たちは、自分で自分を決定する力を持っている。
だから誤りを犯すこともある。
しかし、、、
僕たちは、自分で自分を決定する力を持ってる。
だから、誤りから立ち直ることもできるのだ。』
ん~、深い。深すぎる(≧▽≦)
私の文章力では伝えきれない要素が本書内にはまだまだ満載です(´;ω;`)
原作の内容を忠実に、分かりやすくマンガと文章とで上手く構成されている本書。
現在、本屋さんでもベストセラーコーナーに平積みされているかと思いますので、
是非一度、手に取ってみてください!!
生きていく上でヒントとなる“真理”に触れられると思います(^^♪
今回も長文となりましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。
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